「!?」
さらっと驚愕の事実をいう彼にはとても
驚いたが、何故か納得してる自分もいる。
彼の放つあの独特なオーラはそのせいだったのかと思った。
「…で?どうする?」
どうする…って?
「お前、大人っぽいのにやっぱ中学3年生並に抜けてるよな。龍皇に入らないか?って聞いたんだ。」
…え?
俺は中学3年生だから、中学3年生並で
いいと思う…というのは突っ込まないとして
「俺が…暴走族…龍皇に?」
「ここなら家族のような仲間を作れる。
お前は殴るのは本当はあまり好きではないみたいだけどな。」
…見抜かれてる?
「暴走族は、ただ喧嘩をするわけじゃないんだ。一人一人がこの拳で仲間を守ってるんだ。」
彼は俺の胸に拳を突きつけた。
「守るための、拳だ。」
…その言葉。
たしか、母さんもいってた。
『暴力はだめ、よ。…けどね。どうしても力が必要な時があるの。…それはね。
守る時よ。守るための、拳なの。』
俺の瞳からは涙が…一粒、二粒…
次第に溢れだしてきた。



