「俺は立花 秋。」 彼はそう名乗って、俺と視線を交えた。 立花 秋、といった少年の目は鋭かったし 少し怖い気もしたけど。 どこか優しげもあり、まっすぐな目。 俺はそれに惹かれた。 「…なぁ…お前、仲間っているか?」 ふいにされた質問に、俺は少々驚いたが また視線を合わせた。 「…いないね。仲間どころか家族や友達もいないからね。まあじゃなきゃ深夜徘徊してるわけないんだけど。」 まぁスラリと本音というか、事実を言った だけだけど。 「クックック…」 何故か彼は笑い出した。