連れてこられたのは、ある倉庫。
ここまできてわかった。
…コイツ、暴走族か。
やばいなって思う自分もいるけれど、
何故か冷静でいられる自分もいて。
それに、妙に居心地のいいこの倉庫を、
もう好きになっていたのかもしれない。
「…俺を、ボコすの?」
うん、と言われたら危ないけど、俺は聞いてみることにした。
「…んなわけねぇだろ。俺らはそんなやつらじゃねぇよ。」
ソイツが振り向いて、初めて顔を見た。
整った目と鼻と口。
すらっと伸びた足と、さらさらな黒髪。
イッケメンだなーーー。
と、それが第一感想。



