そして…… 中学2年の秋から、中学3年の春まで。 半年続いた母さんの入院生活は、幕を 閉じた。 たったの一度も来なかった父親。 母さんが、最期に来てほしい。 そう呟いて病室で泣いていたのを知っている。 俺のいないところで、静かに涙をながしていたんだ。 そんな母さんを見て、俺は父さんのところへ行き、一度でいいから来てくれ。 そう頼みこんだ。 だが、答えはいつも同じ。 『忙しいんだ、またな。』 …最低な奴だ。