…ん? 待って。 なんかおかしい……。 「ちょっと待ちなさいよ。1つ聞いても いいかしら?」 秋が頷いたのを見て、あたしは口を開いた 「…なぜここの部屋があるのに、ホテルに泊まろうとしたのよ?」 妹さんなら、別に入っても構わないんじゃないかしら? 「…まぁそういうわけにはいかないんだ。まだ5歳の子供を、こんな暴走族の たまり場におけない。」 …それは兄としての配慮? 「いいお兄さんね。」 あたしが言うと、秋は驚いたように目を 見開いた。