「えっと…秋先輩?」 暴走族の総長だから、なんか先輩をつけなくてはいけない気がしてつけると、 「春斗のことは呼び捨てだろ。秋、で いいから。」 「え…あ、うん。」 そんな会話をしながら歩を進めると、駐輪場へついた。 …でも、何故かその先に続く校舎裏へと8人は歩いていく。 「…どこ行くのよ?」 校舎裏から外へは出られないわよ? まさか、族の倉庫って体育倉庫じゃないでしょうね!? 「…馬鹿。」 …真面目な顔で言わないでくれるかしら、雨斗。 とてつもなく怖いわよ。