【完】子持ちな総長様に恋をしました。






「…わりぃ。日直の仕事で…」



はぁはぁと肩で息をしながら話す立花先輩…一体どんだけ必死にきたのよ。




「…別に、いいわよ。」





心がホッと温かくなる感じがした。





もう二度と、この温もりは感じられないと
思ってた。





…あれ?




あたし、いつの間にこの人に心を許してるのだろう。




おかしいわよ。





だって、あれだけ人は信頼できなくて…。





1人で生きていってやるってつもりだったのに。








「…いくぞ冷夏。」





そう言った彼の後ろをついていってしまうのは、何故だろう…。