「え?昨日から瑞希が帰ってない?」 「そうなのよ…。お友達の家に行ってるのかと思って待ってたんだけど、連絡がないの。結衣ちゃん、聞いてないかな?」 玄関の扉から出てきたのは、顔を真っ青にした瑞希のお母さんだった。 そして尋ねて来たのが私達だと知ると瑞希のお母さんが開口一番、聞いてきた。 私達は瑞希にプレゼントを、渡しに来ただけ…。 まさか、瑞希が昨日から連絡もなしに帰って来ていないなんて思ってなかったから驚いた。