丸いベッドでくるくる回るテンの傍らには。

手枷足枷ではり付ける台やら、とんがった木馬やら、ムチにラバーに、SMルームに来たわけである。

無邪気なテンの夢を打ち砕きたくなった乙女心。

ほくそ笑むあたしと、グッズに気づいたテン。

ほれ、ほれほれほれ。

うな垂れよ。これが現実じゃ。

世界共通の色欲というものじゃ。

なんでもオブラートに包むジャパンが、刹那をファンタジーで包み込んだだけのこと。

涙を流すがいい‼