ツンデレ彼氏をデレさせろ。

【朔Side】



あー、逃げてしまったあああ。
大好きな李斗から!
逃げちゃったあああああ!!!



李斗がせっかく、
『待て』って、言ってくれて、
逃げる私の手を掴んでくれて、
私を抱き締めてくれたのに…!!



あんな自分を李斗に見せたくなくて。
逃げちゃった。



逃げちゃったよおおお。
嫌われた、かなあ…。
ーなんて思うけど。




やっぱり李斗の元へ戻ることなんて、
できなかった。



ーこんな汚らわしい私を
見て欲しくなかった。



「どうしよう…。」



李斗のところへ、
戻れない………。




「朔ー、はよ。」



「っ!!爽おおおおお!!!」



「うわ、ヤメロ!鬱陶しい!!」



爽に会って、
悲しみのあまり抱き着いたら
無理無理引き剥がされた。



「やあーーーーー!!」



それでも、私は負けじと
爽に抱き着くことを試みる。




「何!??何なの!?!??」



ベタつく私に若干キレ気味の爽。




「どーーーじよーーー!」



その場でしゃがみ込んで
泣いてしまった。



「え、ちょ、どーしたのよ?」



私の手を握って、立たせ、
泣いてる私を落ち着ける為に
背中をポンポンと撫でてくれた。



「深呼吸して、落ち着いて。
ゆっくり話してみな?」



爽に宥めてもらって、
落ち着いた私は一部始終を
ゆっくり話し始めた。ーーーーーーーー