コーチは言葉を濁したまま。 全てを語ろうなんては…しなかった。 ただ、ひとつだけ…、 「コーチ。俺…、また、板に乗れるの?」 そう、ただ、ひとつだけ…教えてくれた。 「諦めんなよ?お前が跳ぶのを…楽しみに待ってる人が世界に大勢ってこと、それを忘れんな。」 決して、挑む壁が…、 優しいものじゃあないってコトを。