トカトカと…音を上げる、心臓。

小刻みに震える…足。


「………ばっかやろー……。」


どんなに大舞台に挑んでいても…、勝ち目のない勝負に、自らの全てをぶつけようだなんて…

俺、そんな勝負師じゃあ…なかったんだよ。


けれど……

君が、ここにいる。

それだけで…。
小心者で弱かった自分が、嘘みたいに…感化されていくんだ。


いいんだ、失敗したって。

そうやって…俺らはここまで来たんだから。

まだまだだって…思われたっていい。その分、のびしろだって…あるだろう?

だから。


あの頃に…戻って。

大いに…暴れてやろう。