その興味は次第に彼女の感情にも触れ、ノーラですら気付かぬ内に“興味”から“好意”へと変わっていた。 クレアの話を笑顔で聞きながら、心の中でノーラは思う。 (ごめんね、クレア。私は彼に興味を持ってしまったみたい……) 更にノーラは、スティッチからウサギの世話を一緒にしないか……、と持ちかけられてもいた。 (誘ったのは彼の方からよ……) 当然その事をクレアには教えなかった。