ノーラもまた、クレアと過ごす日々の中で本来の自分を取り戻して行った。 それ程までにクレアの内面から溢れる優しさは素晴らしく、真心でノーラを包んでいた。 「ノーラ、私どうかしちゃったみたいだわ。毎日一日中彼の事しか考えてないんだから……」 「あら、それは普通の事よ、クレア。みんなそう。恋に懸命なのは女の特権よ。」 “女” その響き事態ノーラにとって満足しうる自覚だった。 「ノーラ、彼は素晴らしい人よ。私は見ているだけでも毎日幸せなの。」