歯の無い狂った猿達は、腐りかけ柔らかくなった人肉を頬張り、伸びた髭を血糊と腐敗液でごわつかせている。 狂い、死を望みながらも空腹に耐えかね、貪り、我を忘れると云う矛盾。 生きた全てを忘れ、醜態を晒し……死を迎える。 挙げ句、腐り、乾き、その後白骨は波に洗われ、日差しに照らされキラキラと輝く。 垂れ流した糞尿は地を肥やし植物を育む……矛盾。