パーキングエリアで完全に車を停めた後、指まで絡んでいた手をそっとほどき、手の平を開いて「少し待って」の合図を送る彼。

即座に右側に回り込み、ドアを開いてもう一度、今度は左手でクレアの手を引きエスコートする振る舞いは、いつもクレアを有頂天にさせた。




「ありがとう、スティッチ」