スティッチがそうであるように、この“無期極刑”を言い渡された全ての罪人に対して、黒男は同じように“立ち会い”その場所へ“送り出し”て来た。 “立ち会い、送り出す”だけの任務に対して、処刑人と同じ“執行人”の呼び名を使う訳は、スティッチ自身がこの後その目で垣間見る事となる。 処置が施されたスティッチは、休む間も与えられず“その先”へ通ずる扉の前に立ち尽くした。 二重扉の一枚目を通過すると、金属音を響かせながら扉はロックする。 内と外の中間に一人……、向かう先は一方向のみである。