JUNK LAND【→】


「欲求にそのものに罪はない。遂行する事に善悪が定められる。それは歴史的に見ても明らかです。僕は欲求の不満に縛られるより、鎖に縛られる事を選んだだけですよ」

訝しげに眉でハの字を作るサーに少し微笑みかけながら付け加えた。

「自分の罪は自覚している。でも人の欲は留まる事を知らない。それは僕も同じなんです」


サーは不覚にもスティッチの言う事が理解出来た。