“隔離”された部屋の場所の存在は、受刑確定者ですら知る由もなかった。


国家機密としては上位に位置するこの小部屋が、真崎にとっての“仕事場”である。


真崎自身はこの部屋の秘密よりも更に上位に位置する最高機密の“存在”すらも認知している。


一度自らの“目”で垣間見た事があるのである。