手かがりをなくしたサーに宛てて一枚のFAXが送られたのは、十二人目の遺体が発見された日の早朝であった。 サーは経験上、被害者の数は発見よりも更に多いであろう事を知っていた。 事実、クレアの犯行は既に二十件を数えていたが、八名の遺体は発見に至ってはいない。 FAXには……、 『Night in gale』 そう書かれているだけであった。