一方のクレアは、スティッチの望みと自分の悦を重ねていた。 心の闇と病みを唯一理解し、自分にとっての優越を与えてくれるスティッチが自分に求める行為。 その行為そのものが、クレアに更なる優越感を与えてくれた。 美しい女性が悲鳴を上げる間もなく、恐怖の表情だけを残し崩れ落ちる様は、彼女にとってまさしく“敗者”であった。 死に逝くその姿にノーラを重ね、敗者の烙印を押す瞬間……このうえない“幸せ”を感じていた。