JUNK LAND【→】


クレアの事は良く知っていた。


ノーラとの友好関係でも、自分への好意の事でもない。

醜いが故に受けてきた“疎外感”や“劣等感”の事を良く知っていた。

スティッチは、クレアのどん底の人生が魅力的であった。

彼女に最高級の幸せをPresent(プレゼント)しよう。
そして、幸せの中、自分の醜さをも忘れかけた頃、とっておきの不幸を与えよう。

落差は大きければ大きい方がいいのである。

そう考えた。