驚く詩織に、正人は言葉を続けた。 「少し前から思ってたんだ。詩織さん、スタイルいいじゃん。何回裸を見てきたと思ってんの?」 そう言う正人の顔はすでに笑い顔に変わっていた。 「知ってたんだ……」 「薄々……ね。今日の雰囲気で確信したよ。話があるって言ってたのもこの事でしょ?」 まるで、詩織の“心構え”等軽視するかのように話す正人。 (私との関係が終わる事に、何の問題もないんだろうか……)