「ところで話ってなんだったの?」 互いに体の反応がなくなるまでくたくたになり、痙攣を起こす詩織に正人は聞いた。 「また今度話すわ……」 詩織の身体は、“また”次を求めてしまっていた。 無知であると云う事と、軽率であると云う事は時として大きな“罪”である。 詩織が犯している罪は、後の事件の拍車をかけて行った。 それが大いなる“罰”になる。