いつものように、ラブホテルの一室で唇を重ねながら、正人のパンツのジッパーを降ろす。 その一重で切れ長の目で舐めるように見つめられると、まだ成人すらしていない少年である事を忘れるのだ。 そこに愛情はない。 あるのは性欲だけ…… 正人もまた、 そこに愛情はない。 あるのは金欲と性欲だけ…… このぼやけない感覚が一時の野生化を呼ぶのである。