いつしか、更なる快感を手に入れる為、正人の使用する“白い粉”をアルミの上で炙り、より敏感になった自身の身体を正人の欲棒で冷ましていた。 正人のルートからは、金さえ支払えばいつでも薬は入手出来た。 「ポンプ使いなよ」 そう行って血管摂取を勧める正人は、まだ頭の幼い子供のような人間である。 「私はこれで十分なの。逆耐性ね」 正人は不満気に詩織の前で、自分の腕に無造作に針を刺した。