「しかしあれだね。人類の英知と云うものは恐ろしいものだ」

格段に性能を上げたヘリは差ほど騒音も酷くなく、会話はスムーズに続いた。

「このヘリの性能の向上は目覚ましい。無駄を省き良い部分のみを引き上げている」

「歴史に残る機体になるかと思います」

そう返したのは国防総省の副長官である。