未来が見えなくて、不安になることやもがくこともあるけれど。 その時は、今まで出会ってきた全ての人たちに続いている空を見てそこに笑顔を映したり、カナタに会うためだけに駆け出して行った日のことを思い出したりするの。 それは、今の私を作り出してくれているかけがえのない時間の欠片たち。 彼を想って歩いた道(ひび)の記憶は、形を持たない輝きとなって胸の中にある。 そっと抱きしめて、明日を描いていくんだ。