「うーん、それはどうだろ」 「絶対にそうだって!」 首をかしげる私に向けて強く言った。 それはさておき、中田に友達以上の感情を持てるか考えてみたけど、分からない。 最近考えている“もしも”の話。 もし、身近にいる誰かを好きになることが出来たなら、それが一番良い解決方法なのかもしれない。 届かぬこの声に、これ以上辛くなることも、苦しくなることも切なくなることも、きっとなくなる。