「だから、夢叶が初めてなの。今まで…浦野君、返事保留したことなんてないもの」


浦野君の一番近くにいた敦志の彼女が言うのよ?本当だからね!


なんて真希は最後に言った。


なんじゃそれは。


なんて思ったけど…、昨日秀哉君が言っていた言葉はウソじゃないんだって思えた。


自惚れちゃう…


どうしても…自惚れてしまう。


真希の話を聞いて…尚更に。


「あー、箸洗ってくる!」


「行ってら〜」


落としたままの箸を、話が終わってから水道に洗いに行ってしまった真希。