それからすっかりと自信と言うものが俺から消えた。




「いい、浦野君。夢叶が言った言葉の意味をよく考えて」



よく考えても、わからねぇんだよ…。


そう俺が思ってるのが宮川にバレたのか、


「大丈夫だよ。浦野君は浦野君のまま、野球をして?そうしたら…きっと夢叶も…」



「真希ー!帰ろーぜ♪」


宮川の言葉を遮って、後ろから敦志の声が聞こえた。


「あ、敦志!ごめんね。」


後ろを向いていう宮川。