ー夜ー

わたしたちは琉球舞踊を観た後に一旦着替えに戻って、レストランに行くことにした。(動けるようになったのはお昼過ぎ。)

冬哉はスーツ姿、わたしは光沢のある黒のワンピースで、アクセサリーは結婚指輪と冬哉の〔成人の儀〕で頂いた指輪。(冬哉はそのままスーツの下にあるけど、わたしはチェーンを変えて細い金色のチェーンにした。)

お酒を飲むから、レストラン側から代理運転してくれるから待ち合わせ場所に行くと、あれって〇〇ツだよね…記憶が正しければかなりハイクラスの。

「時宮様でいらっしゃいますか?」運転手の人が言うと、

「はい。」と冬哉が言った。

「お待ちしておりました。…どうぞ、此方へ」と車の中に案内されて座ったら(レディーファーストでわたしが優先的にだったけど、)車は走りだした。

数十分後、レストランに着いてから、席に案内されると、VIPルームに通された。

席に座ると、メニューを渡されて、決めてから暫くすると、運ばれて来た。

食べ終わり、デザートはメニューに載ってない物で、びっくりしていると、

「新婚旅行で沖縄にいらっしゃってると伺ったので、当店から細やかながらの贈り物でございます。」とウェイターの人が言った。