冬哉に手を握ぎられてびっくりしたけどもっとびっくりすることがあった。

わたしの事が好き?冬哉が?…うれしい!!思わず泣いてしまうと、冬哉は勘違いしたのか、

「っ!!ごめん、忘れてくれ。」と言って立とうとしたけど、わたしは手を離さないで、

「ち、違うの、嬉しくて…だって好きな人に好きって言われたんだよ?」あ、言っちゃった…恥ずかしい…///

冬哉はびっくりして目を見開いてるけど、直ぐにわたしの手を引っ張り、抱き寄せると

「ありがとう…」って言ってくれた。これが幼馴染みからカレカノに変わった瞬間。

それから学校と放課後、時間の許す限り一緒にいた。

…もうすぐ冬哉の誕生日。何時もは誕生日は呼ばれないから、(小学校高学年ぐらいから。)その前にプレゼント渡していたけど(今年は冬哉の大好きなチョコケーキ。冬哉って意外と甘党何だよね。)今年は冬哉のお母さんである、雪子おばさんから呼ばれていた。『冬哉には秘密ね』って言ってたけど、何だろう…?

誕生日当日わたしは早めに起きて、ケーキを作り始めた。びっくりするかな…?