わたしは有里鈴美。14歳の中学生。

片思いしている相手がいて、その人は時宮冬哉。…幼馴染みでもある人。

もう少しで冬哉が14になる。14になったら冬哉は戦いに出てしまう。…いつ怪我してもおかしくない所に身を置く事になってしまう。

……そんなのイヤだよ…

ずっと考えてていたら授業が終わってしまった。ほとんどノートに書いてない。必死になってノートに写し終わって、最後の授業だから部活の弓道部に行こうとしたら声をかけられた。

「有里さん。」ん?この人は同じクラスの…

「笹木君。どうしたの?」

「ここじゃあちょっと…」何かイヤな気がする…

「部活あるから、今度ね」って言ったんだけど

「時間は取らせないから、ね」って無理矢理わたしを連れ出した。