そんなこと言われたって、困る。 私はあいまいに、首をかしげる。 「ねえ、ここの音響システム、ほんとすごいね」 ジョシュア、クラブ担当ってことは 音楽にも詳しいかな? そう思って、私は言ってみた。 「へー、分かるんだホミちゃん」 「専門的なことは全然だけど…… でも、昨日ここにいた皆、すごくノってたし すごい一体感だったし! ここで踊ったら、楽しそう!」 思わず熱く語ってしまう私。 ジョシュアはまた、クスリと笑った。 「それなら、ついておいでよ」