「……ちがった、って?」 「…………それは、またいずれ話してやるよ」 「?」 キョーヤは何かをごまかすように、ついっと視線をそらす。 「お前が毎日あそこで踊ってることは『コースト』の連中も もちろん俺たちも知ってた いつ小競り合いが起きてもおかしくないからな ……俺はとりあえず、お前にこのことを知らせようとしたんだよ」 え? それって。