チーム。

たしかに、怖かった、あの人たち……




「『レイブ』と『コースト』の縄張りの


ちょうど『境界』にあたるラインが


あの地下道なんだ




あそこは夜中、不可侵地帯になってる



基本的に、誰も立ち入っちゃいけないことになってて」




「そんなの、知らなかった……」



私はこぼす。


「そうだろうな


普通の通行人なら、俺たちだって気にしない。



けど



お前は、ちがった」