「俺に言えないようなことか?」 「……それは」 私は黙り込んだ。 言ったら怒られるし、心配かける。 怒られるのもいやだし。 バスケ部と生徒会の掛け持ちですっごく忙しい遼太郎の手を、余計なことてせ煩わせてしまうのもいやだし。 どうにかして、うまい説明の仕方を探そうとしていると。 「誤魔化そうとしてもだめだぞ」 あっさり言われてしまった。 もう、どうしたって私の思考回路はバレバレなんだよね…… それでも私が口を開けずにいると。 遼太郎はふうっと息をついて、立ち上がった。