もー、帰ろ。

こんなこと言われてまで

ここにいたって仕方ないし。


「とっとと来い」


シンはさっさとクラブを出ていく。



「気を付けてな、ホミ」

kが軽く手を振る。


「……まっすぐ帰れよ」


ものすごく不満そうに

渋々って感じで、キョーヤも見送る。


「あいつ不愛想だけど妙なことはしないから。また明日な」


と、ジョシュア。


私は曖昧な表情でほんのちょっとだけ頭を下げて。


オモテに出ていく。