言い合う私たちを、ジョシュアはくすくすと笑いながら眺めている。 「久しぶりに見たよ。 キョーヤが女の子の事でムキになるのなんか」 「別にムキになんかなってねえ。 ジョシュア、こいつに手ー出すなよ」 「はいはい、分かったよ」 男二人はそのまんま、奥のvipルームに引っ込んでしまう。 去り際にジョシュアが言った。 「どれでも好きな音源使っていいよ。 ロッカーに、プレーヤーがあるから」