君が大学にいってから…

僕は少し暇になったかな。


それでも、君の両親は仲良く

旅行に行ったり、散歩をしたり。

旅行をすると、いつも僕は一緒だった。



だけど、



そんな旅行中にトラブルが起きた。


君のお父さんが、

とても綺麗な夕焼けを背景に

君のお母さんを撮ろうと

シャッターを切ろうとした瞬間──


そこに暴走車が突っ込んできて

君のお父さんは、撥ねられた。


もちろん僕なんて無事じゃない。

そして、君のお父さんも…



君のお母さんは、すぐに

君のお父さんに駆け寄った。

パニックを起こしているようで

泣いていたよ…



そこで何もできなかった僕は…

悔しかった。

しょうがない事なのだろうけど

見てることしかできなくて

歯がゆさを感じた…



救急車が来た時、

君のお母さんは急いで僕を

拾ってくれた。

そして僕も一緒に病院に行った。