毒牙「おい‼︎行くぞ!」
なんであたし、毒牙のところへ行くって
言ったのかしら
ほんと、馬鹿ね…
夢「…えぇ、わかったわよ」
帝晤は、面倒だって知ってたのよ
でも、由姫を助けたかったから…
由姫がこんなの望んでないのもわかってる
海音が呼んでたのも聞こえてた…
ママが、悲しむのもわかってる…
でも、毒牙を潰すためには、
あたしが、毒牙に行くしかなかったのよ
生きて帰って来る…
由姫にも海音にも言ってきた約束
あたしが約束を守らないわけがない
もし、生きて帰って来られなかったら
その時は、空からずっと、見てるわ
なんにもされないように
由姫が、危ない事に巻き込まれないように
海音が、安全に暮らせるように
帝「おい…なにしてんだ?」
夢「…ごめんなさいつい、ぼーっとしちゃって…」
帝「なんか考えてたんだろ?隠さず話せ」
なんなんだよ⁈こいつ
このあたし、美龍の総長に対しての態度でかすぎでしょ⁈
夢「…えぇいいわよ。
あたしが、もし死んでしまったら由姫はどうなるのかな?って
あと、死んでしまった向こうは、どんな感じなのかしら?
楽なのか、苦しいのか見てみたいって思ってたのよ」
帝「そうか…お前死にたいのか?」
死にたいわけないじゃない
由姫にも心音にも桜葉にも来夢にも
海音にも疾風にも南雲にも蒼空にも
会えなくなる…
そんなの絶対に嫌
夢「…死ぬなんてお断りだわ
由姫やママに会えなくなる
そんなの絶対に嫌ですもの」
帝「ふーん…お前由姫よりいい度胸してんな…」
夢「…いい度胸、ね…そんなことないわよ…だって…今貴方が、怖いんですもの」
殺気が出てる…でも、ほんとは、全然怖くなんかない
でも、そんなこと言ったら怪しまれるから
だから、怖いって言った方がいい
帝「俺が…怖い?」
夢「…とても怖いわ…殺気が出てるし
それに、由姫を殺そうとしたじゃない?
だから、あたしもいつか殺されるかもしれないって思っちゃうのよ。」
殺されるかもしれないって思っても
全然怖くなんかない…
由姫のために、命なんか惜しくないもの
夢「…まだ、由姫を狙ってるの?」
帝「そうかもな…由姫を狙ってるのかもな。夢姫を殺したあとに、由姫を殺そうとしてるんだろうな」
あたしを殺す気なのね
いい度胸してるわ…
貴方が潰されるなんて知らないんだもの
仕方ないわ

