王子様たちのひまつぶしっ!?ー改善編ー

「さっきから黙って聞いてりゃ、男に見えないだの女みたいだの、好き勝手いってくれてんじゃん?」


その表情からは、もうさっきまでの可愛さなんて欠片も感じられないくらい、覚めきった顔になっていた。

こ…怖いよぉ。


半泣き状態の私に、茶髪少年は「あ~ぁ、遅かったか」とまるで残念だとでも言うように深いためいきをついた。


だが、口元にはうっすら笑みが浮かんでいる。


…残念というより、むしろ面白がっているように見えるのは私だけだろうか?


「凪、落ち着けってっ!」

爽やか少年は必死に凪?と呼ばれた少年のに抱きつく。


止めようとしているんだろう。


「……」


そんな様子を、少し離れた場所でじっと見つめている黒髪少年。


無表情だからか、何を思っているのか分からない。


ねぇ!頼むから止めてよっ!?


見てるだけじゃなくてさぁっっ!


私はキッと男の子を睨むが、効果なし。


男の子は澄ました顔をしてこちらを見ている。


それでも凪は止まらない。