王子様たちのひまつぶしっ!?ー改善編ー

いや、本当に誰ですか。


「いやぁ、君んちのドアが壊れてたからさ?何事かな?と思って。」


茶髪の男の子が言いながら、食器棚を開けて、なにやらごそごそしている。


あ…やっぱり扉壊れたわけですね。


「あのねぇ?そこから入ってきたのぉ」


金髪の男の子ー…凪だっけ?が、私に近づいてきて言った。


私よりもずっと低い身長のせいか、潤んだ瞳で私を見上げる男の子。


その仕草にきゅんと来る私。


これが母性本能をくすぐる…ってやつか。


そしてなるほど。この人たちは不法侵入なわけね。


納得。


私がうんうんと頷いていると。


「お前らが誰かはしらんけどなぁ、こっちは金返してもらわなきゃ困るんだよなぁ」


No.2が声を荒げて言う。

「まぁまぁ、玄関の扉開いてるし、近所迷惑になるからもう少し静かに…」


いかにもサッカー部に所属していそうな爽やかな好青年がNo.2を宥める。


私はまるで試合観戦でもしているように、起こっている様子を黙って見つめていた。


あははー。ここ、私んちなのにねー。


突然やってきた借金取りに、不法侵入を堂々とやっている謎のイケメンたち。


私は半ばもうどうにでもなれと諦め状態の中、観戦を続けた。


No.2はそんな好青年の態度が気にくわなかったのか、「うるせぇっ!」といい放った。