「体で払ってもらうかな」

「…え?」


今何て?


what??


カラダデハラウ?


「ほんとはこんなことしたくないんだけどねぇ。返せないし、お父さんもいないしじゃ、話になんないんだよね。」


No.2が私の右腕を掴む。

「ひっ…」


「面倒くさいからあばれないでね。殴られたくないでしょ?」


続いてNo.3の腕が私の左腕に触れた。


あっという間に、二人に羽交い締めされる私。


「連れてけ」


No.1がクイッとアゴを出口の方向へつきだした。


それを合図に、二人の私の腕を掴む手に、力が入る。

やだ。私どうなっちゃうの?


この人たちに何処につれていかれちゃうの??


まさか…、本当に、体で…?


そう思うと、ゾッとして。

「ぃっ…やぁっ!!」


ありったけの力を振り絞って、振りほどこうとするも…


当然2vs1で、しかも男の人の力に、敵うわけがない。