「お父さんはどこかなぁ~?」


No.3が私に一歩一歩近寄ってくる。


知らないよ。


そんなの私が聞きたいよ。

聞いたらブッ飛ばしてやれるのに。


…とは言えずに。


「あっ、ははは。どこでしょう?」


苦笑いをすることが精一杯の私。


私の顔は今、ひきつっているだろう。


「とぼけないでよ。痛い目に合いたいの?」


No.2も続けて一歩、近づいてくる。


怖い怖い怖い。


じりじりと迫ってくる二人に、私は苦笑いを浮かべながら、少しずつ後ずさる。

なんで近寄ってくるのぉぉぉぉぉっっ!?!?


心の中は半泣き状態。


目のやり場に困り、私は小さく俯いた。


もう、帰って~(>_<)


「…仕方ないな」


No.1がふぅ…と深いため息をついた。


何っ!?帰ってくれるのっっ!?


私は期待を胸に、俯いていた顔をガバッと上げた。