王子様たちのひまつぶしっ!?ー改善編ー

出てきてよ、と言われてあっさり出ていく人がいるだろうか。


否、いないに決まってる。

「出てきやがれっ」


ひっ…


私は小さく肩を揺らした。

No.1の声がして、ガンガンと扉を蹴っている音が聞こえてくる。


このままでは、玄関の扉が壊れてしまう。


一軒家とは言え、新築ではない。


結構古い家だと前にお父さんが言ってた。


だけど大分古いと思う。


廊下や階段は歩くたびにきしむ音がするし、壁にだっていくつか染みができていた。


と、とりあえず電話!!


手をかけていた受話器にもう一度目をやり、震える手でお父さんのケータイの番号を押していく。


えっと、確かー…


プルルルルと呼び出し音が鳴り、私の心臓も激しく鳴り出す。


出ろ!なんて心の中で祈りながら、受話器にひたすら耳を向ける。


とにかくお父さんが出れば、借金取りの人たちと話してもらえるんだ。


いや、是が非でも話をつけてもらうけど。


ていうかつけてもらわなきゃ困るけど。