―もっと、刺激的な恋を。―

ーー俺は、目の前のあの『自分』に
なりたかっただけなのかもしれない。



「"なりたかった"？
そんな叶いもしない希望は捨てろ」


有り触れた日常が少しずつ
崩れ行く時に現れたその存在。


「俺はお前でもないし、ましてや
お前も俺なんかではない」


それは正に、"ドッペルゲンガー"。

彼の決意を秘めた瞳には一体
何が視えているのだろうか。


「この世界に希望を。
そして報復をも越える、奇跡を」



雪の結晶が空に舞う時、
世界の歯車が狂い出す。


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近未来的ファンタジー
【Snow Drop Trigger】
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start:)2014.07.12


前作を大幅に加筆修正した新訳、
完全版となります。
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