君のいない世界は私にとって価値がない。




白黒の、淡白な世界。



私は誰にも心を開かない。
誰も必要ない。何もいらない。




だって、欲しいものは二度と手に入らないのだから。



消えてしまったのだから。



どんなに慟哭しても姿を表してはくれないのだから。