トライアングル

「いってぇー」


「ごめん!大丈夫?」



淳との顔の距離が近すぎて、固まってしまった


淳も私と目が合うと、視線を反らさず

見つめてくる…


そして私の頬に手を伸ばしてきた。



「鈴…見つめてくれるのは、うれしーけど

早くどけ。

直にぶっ殺される…」


「あ…ごめん…」



私は急いで、淳の上から退いた。



ドキドキ…




私はしばらくドキドキが止まらなかった…



何で?ドキドキするの?



動揺している私を見て、淳はふっと笑った。